水ぼうそう(水痘)
保護者の皆様、子どもの体に突然小さな水ぶくれができて、とてもかゆがり、熱も出た経験はありませんか?それは「水ぼうそう」、正式には「水痘(すいとう)」と呼ばれる病気かもしれません。
水ぼうそうは感染力が非常に強く、特に子どもの間で広がりやすい病気です。
当院では、水ぼうそうの診断と治療を行っております。
子どもの「水ぼうそう(水痘)」って、どんな症状?
水ぼうそうは、水痘・帯状疱疹ウイルスというウイルスが原因で起こる感染症です。
- 体に小さな水ぶくれができる: かゆみを伴う赤い発疹から始まり、次第に水ぶくれとなり、それが全身に広がります。
水ぶくれは最終的にかさぶたになります。 - かゆみがあります: 非常に強いかゆみを伴うことが多く、子どもがかきむしってしまうことがあります。
- 熱が出ることもあります: 発熱を伴うことも多いです。
- その他: だるさ、頭痛などを伴うこともあります。
発疹は、顔、頭、体、手足など、あらゆる場所に出現し、時期の異なる発疹(赤い発疹、水ぶくれ、かさぶた)が同時に見られるのが特徴です。
「水ぼうそう」はどうやってわかるの?
子どもが水ぼうそうの症状を呈して受診された場合、当院では診察で診断を行います。
- 発しんの出方で診断: 特徴的な発疹の見た目や、全身への広がり方、時間の経過による変化(赤い発疹→水ぶくれ→かさぶた)を観察して診断します。
- 必要ならウイルスの検査をすることも: 診断が難しい場合や、重症化が懸念される場合など、必要に応じてウイルスの検査を行うこともあります。
「水ぼうそう」はどうやって治すの?
水ぼうそうの治療は、症状の程度や発症からの時間によって異なります。
- 軽い場合は自然に治る: 多くの場合、自然に治癒します。
- かゆみ止め: かゆみが強い場合は、かゆみ止めの飲み薬や塗り薬を処方します。
子どもがかきむしってしまわないよう、爪を短く切る、手袋をさせるなどの工夫も有効です。 - 症状が強いときはウイルスの薬を使うことも: 発症から早期であれば、抗ウイルス薬を服用することで、症状の期間を短縮したり、重症化を防いだりすることができます。
どんな時に病院に行った方がいいの?受診の目安
以下のような症状が見られた場合は、早めに当院にご相談ください。
- 水ぶくれがたくさん出た: 発疹の数が非常に多い場合。
- 熱が高くぐったりしている: 高熱が続き、元気がない、食欲がないなど、全身状態が悪い場合。
- 顔や目の周りに強く出ている: 目に近い場所に発疹が出ている場合や、顔の症状がひどい場合。
- その他: 発疹が化膿している、強い頭痛、嘔吐を伴う、呼吸が苦しそうなど、合併症が疑われる場合。
水ぼうそう、特に気をつけたいこと
水ぼうそうは、非常に感染力が強い病気です。
- 感染力がとても強い: 空気感染、飛沫感染、接触感染によって簡単にうつります。
- 登園・登校の制限: 発疹がすべてかさぶたになるまでは、他の人への感染を防ぐため、保育園や学校へは登園・登校できません。
通常、すべてのかさぶたになるまで1週間程度かかります。 - 予防接種が有効: 水痘ワクチンは、水ぼうそうの発症を予防したり、かかっても症状を軽くする効果があります。
定期接種の対象ですので、忘れずに接種しましょう。 - 家庭内での感染対策: 患者と接触する際はマスクを着用し、手洗いを徹底しましょう。
タオルの共用も避けるべきです。
清澄白河地域にお住まいの皆様が、子どもと健やかに過ごせるよう、当院は子どもの健康を全力でサポートいたします。
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