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腹痛(小児科症状)

お子様が「お腹が痛い」と訴えたとき、保護者の方はとても心配になりますよね。特にまだ言葉が十分に話せない年齢では、「どこが、どんなふうに痛いのか」が分かりにくく、対処に迷うことも多いのではないでしょうか。

清澄白河ファミリークリニックでは、小児科専門医が在籍し、お子様の腹痛に対して丁寧な問診・診察・必要な検査を行い、原因に応じた治療やアドバイスを提供しています。急を要する病気が隠れていることもあるため、「様子を見ていいのか」「すぐ受診すべきか」など、判断に迷われたときは、遠慮なくご相談ください。

腹痛の主な原因

お子様の腹痛の原因は年齢によって異なりますが、多くの場合は一過性で心配のいらないケースが多いです。ただし、中には緊急の対応が必要な病気も含まれています。

代表的な原因には以下のようなものがあります。

  • 便秘やガスのたまり・・食生活や生活習慣の影響で、ガスや便が溜まり痛みを感じることがあります。

  • 感染症・・ウイルスや細菌による胃腸炎が原因で、腹痛と下痢・嘔吐・発熱を伴うことがよくあります。

  • 心理的なストレス・・登園や登校前に腹痛を訴えることも。いわゆる「心因性腹痛」の場合もあります。

  • 食物アレルギー・・アレルギー反応の一つとして腹痛が出ることがあります。

  • 泣きすぎ・空腹・早食いなど、日常の些細な行動が原因になることもあります。

考えられる疾患

当院では、お子様の腹痛が下記のような病気によって引き起こされているかどうかを、診察・検査・経過観察を通じて慎重に判断します。

感染性疾患

  • アデノウイルス感染症・・胃腸炎型では、腹痛・下痢・発熱を伴います。

  • インフルエンザ・・高熱と同時に、胃腸の症状として腹痛や吐き気が現れることがあります。

  • マイコプラズマ肺炎・・呼吸器症状が主体ですが、腹痛を訴えることもあり注意が必要です。

  • 溶連菌感染症・・のどの痛みが有名ですが、腹痛や嘔吐を主訴に来院されることもあります。

消化器・外科系疾患(緊急対応が必要な可能性あり)

  • 虫垂炎(盲腸)・・右下腹部の痛みが特徴ですが、初期ははっきりしないことも。発熱や嘔吐を伴うことがあります。

  • 腸重積・・腸の一部が入り込んでしまう病気で、間欠的な激しい腹痛と嘔吐、血便が特徴です。

  • 川崎病・・全身の炎症を伴う疾患で、腹痛が初期症状として出ることがあります。

  • アレルギー性紫斑病・・血管の炎症により腹痛や関節痛、皮下出血がみられることがあります。

その他のウイルス性疾患

  • RSウイルス感染症・・主に呼吸器症状ですが、食欲不振や腹部不快感を訴えるケースもあります。

  • ヘルパンギーナ・・咽頭痛や発熱に伴い、腹痛や下痢が出ることもあります。

  • 突発性発しん・・解熱後に腹痛を訴えることがあるほか、食欲低下も伴います。

  • 風疹・・発疹が特徴的ですが、発熱や倦怠感の一環として腹痛を訴えるお子様もいます。

  • 麻疹(はしか)・・発疹が特徴的ですが、発熱や倦怠感の一環として腹痛を訴えるお子様もいます。

  • りんご病(伝染性紅斑)・・発疹が特徴的ですが、発熱や倦怠感の一環として腹痛を訴えるお子様もいます。

  • 水ぼうそう(水痘)・・皮膚症状が出る前に体調不良を訴え、軽い腹痛がみられる場合があります。

※その他、皮膚疾患(アトピー性皮膚炎・接触性皮膚炎・とびひなど)は腹痛との直接的な関連は少ないものの、発熱など全身症状に伴って軽度の腹部症状が出るケースもあります。

当院での診察・検査・治療

当院では、症状の内容や経過に応じて、次のような診療を行います。

1. 丁寧な問診と診察

  • 痛みの場所・タイミング・痛み方(ちくちく、ずきずき、しくしくなど)を聞き取り、状態を把握します。

2. 必要な検査の実施

  • 腹部エコー検査、尿検査、血液検査などを組み合わせて、重篤な病気がないかを調べます。

3. 治療と生活指導

  • 原因が明確な場合は、必要に応じて整腸剤や解熱鎮痛薬などを処方します。

  • 便秘が原因であれば、排便の習慣指導を行います。

  • 心因性が疑われる場合には、安心できる環境づくりや学校生活のアドバイスも行います。

よくあるご質問

Q1. 腹痛があっても熱がなければ様子を見ていいですか?
A1. 元気があり、水分も取れているようであれば経過観察でも問題ないことが多いですが、痛みが続く、強くなるようなら受診をおすすめします。

Q2. 腹痛の訴えが繰り返されるのは心因性でしょうか?
A2. 心因性の腹痛は学童期に多く見られますが、まずは身体的な原因がないかを調べた上で判断します。お気軽にご相談ください。

Q3. 夜間に腹痛を訴えたらどうすればいいですか?
A3. 痛みが強い、顔色が悪い、嘔吐や下痢を繰り返すようであれば、夜間救急の受診を検討してください。次の日の朝に痛みが残るようであれば、当院でも診察可能です。

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