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コロナ感染症

コロナ感染症(COVID-19)とは

新型コロナウイルスは、以下のような症状が特徴的に見られます。

  • 38℃前後の発熱
  • のどの痛み(特に「ガラスの破片を飲み込むような」と表現される強い痛み)
  • 咳(乾いた咳、痰がからむ咳など様々)
  • 鼻水・鼻づまり
  • 全身の倦怠感(だるさ)、関節痛・筋肉痛
  • 頭痛

これらの症状は、インフルエンザや他の風邪の症状と非常によく似ています。
そのため、症状だけで「これはコロナだ」「これは風邪だ」とご自身で判断するのは非常に困難です。
正確な診断のためには、検査を受けることが重要になります。

コロナかな?と思ったら。
検査の流れ(2025年版)

5類に移行した現在、コロナが疑われる場合の対応は、インフルエンザなど他の感染症と基本的には同じ流れになります。

検査について(費用は保険適用となります)

当院では医師の判断のもと、抗原検査を実施します。
これらの検査費用は、現在すべて保険適用となり、自己負担(1割~3割)が発生します。

治療薬と費用について(公費負担は終了しています)

治療は、多くの場合は解熱剤や咳止め、のどの痛みを和らげる薬など、つらい症状を緩和する「対症療法」が中心となります。

高齢の方や基礎疾患をお持ちの方など、重症化リスクが高いと医師が判断した場合には、ウイルスの増殖を抑える「抗ウイルス薬」(ゾコーバ、ラゲブリオ、パキロビッドなど)を処方することがあります。
これら抗ウイルス薬は薬物相互作用が多く、特にパキロビッドはかなり多くの薬剤と相互作用があり、肝機能や腎機能低下に注意が必要です。
そのため、軽症と診断された場合には、コロナの抗ウイルス薬は積極的にお勧めしていません。

これらの抗ウイルス薬についても、公費による支援は終了しており、他の薬と同様に保険適用(自己負担あり)となっています。
診察料や検査費用と合わせて、医療費の自己負担割合に応じた費用がかかります。
2025年2月現在、ゾコーバは治療1コースあたり自己負担額(3割負担の場合)が約15,000円、ラゲブリオは治療1コースあたり自己負担額(3割負担の場合)が約26,000円と高額です。

早く診断したい方へ(最新PCR検査機器:SpotFire導入予定 )

当院では発症したその日に診断をしたいという方へ、最新のPCR検査装置であるSpotFireを導入予定です。
検査時間は15分程度です。
PCRなので少しのウイルスでも増幅して検出可能です。
検査費用は自己負担が3割の方は5000円程度、2割の方は3000円程度、1割の方は1500円程度です。

また東京都在住の方で義務教育就学児医療費の助成(マル子)をお持ちの乳児から中学生、高校生等医療費の助成(マル青)をお持ちの18歳までの方はご負担なく検査をすることができます。

スポットファイア

コロナと診断されたら…「療養期間」の考え方と自宅での過ごし方

5類移行に伴い、法律に基づく一律の外出自粛要請はなくなりました。
しかし、周りの大切な人に感染を広げないために、国が推奨する療養期間の目安があります。

推奨される療養期間の目安

  • 発症日を0日目として、5日間は外出を控えることが推奨されます。
  • 5日目に症状が続いている場合は、熱が下がり、痰やのどの痛みなどの症状が軽快してから24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ることが推奨されます。
  • 症状が良くなっても、発症後10日間が経過するまでは、ウイルスを排出する可能性があります。
    この期間は、不織布マスクを着用したり、高齢者など重症化リスクの高い方との接触を控えたりするなど、周りの方への配慮をお願いします。

自宅での療養ポイント

回復を早めるためには以下の点が重要です。

安静と睡眠

体をしっかり休ませ、免疫力が上がるのを助けましょう。

水分補給

発熱やのどの痛みで食事が摂れない時も、脱水を防ぐために水分だけはこま めに摂りましょう。

消化の良い食事

食欲があれば、おかゆ、うどん、ゼリーなど胃腸に優しいものを。

換気

定期的に部屋の窓を開け、空気を入れ替えましょう。

長引く咳、だるさ…「コロナ後遺症」もご相談ください

コロナは、急性期の症状が治まった後も、様々な不調が続くことがあります。
これを「コロナ後遺症(罹患後症状)」と呼び、決して珍しいことではありません。

主なコロナ後遺症の症状

  • 全身症状: 倦怠感、疲労感、関節痛、筋肉痛
  • 呼吸器症状: 長引く咳、痰、息切れ
  • 精神・神経症状: 集中力や記憶力の低下(ブレインフォグ)、頭痛、抑うつ気分、不眠
  • その他の症状: 味覚・嗅覚障害、動悸、脱毛など

これらの症状は、数週間から数ヶ月以上続くこともあり、日常生活に大きな支障をきたす場合があります。
「気のせいだろう」「いつか治るだろう」と一人で抱え込まず、つらい症状が続く場合は、ぜひ当院にご相談ください。
当院では、コロナの急性期から後遺症まで、継続して患者様をサポートする「かかりつけ医」として、お一人おひとりの症状に合わせた治療やアドバイスを行っています。

新型コロナ予防接種について

新型コロナウイルスは1度感染しても、再感染する方がいます。
何度も感染する主な理由は、ウイルスが常に変異を繰り返し、新しい変異株が次々と出現するためです。

当院では自己負担での任意接種、あるいは江東区の定期予防接種にて接種することができます。
当院では令和7年10月1日より、新型コロナウイルスワクチン接種を開始します。

新型コロナワクチン

患者さんへ

5類感染症に移行しましたが、新型コロナウイルスが「ただの風邪」になったわけではありません。
特に高齢の方や基礎疾患をお持ちの方にとっては、依然として重症化リスクのある注意すべき感染症です。
正しい知識を持って適切に対応することが、ご自身の早期回復と、周りの大切な人々を守ることに繋がります。
不安な症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。

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